―ヒューゴ・ジュリアードの場合

 「…入らないのか?」
 通常通りのヒューゴとは対照的に赤面する音子。
 「し、失礼します…(き、緊張する…)」
 遠慮気味にヒューゴの隣に入ると肩をそっと寄せられた。
 (わわっ)
 「少し寄らないと濡れると思っただけだ。他意は無い」
 「は、はい」
 そう目を逸らしたヒューゴの頬も少々紅く染まっていた。

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