ロベグリ

 …執着。
 ひたすらに掻き回して呼吸を乱して乱れた呼吸を奪って飲んでもまだ足りない。
 「…リアっ…息…出来な…っ」
 喉が張り付いて噎せる姿に我に返る。
 「…悪い…」
 そう詫びると息を整えながら首を振ってアイツが言った。
 「そなたの…、ものだという…事なのだろう…?」
 その言葉に頭が熱くなった。

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