ロベ昴

 「本当にアンタは…アタシを甘やかしてくれるよな」
 僕の熱の中心に指を埋めながらロベリアが甘い声で言う。
 「…っ…君は会う度にそれを言うな…」
 刺激で漏れそうになる吐息を堪え、そう答えると指を動かしながら首を傾げて。
 「だって、そうだろ?でなきゃ、こんな風にアンタを喰えるとは思えない」
 「どうしてアタシを其処まで甘やかす?」
 唇を重ねてから、僕の顔を見つめるロベリア。
 「その話も毎回だな…」
 呆れた様にそう返すと、口角を上げて返して来る。
 「聞き足りないからに決まってるじゃないか?どうしてだよ?昴」
 仕方のない奴だ。
 溜息を吐いて見せて呟く様に答える。
 「…君が好きだからだ…」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です