「…っ」
着物に隠れる際どい処に痕を付ける大神。
すみれの白い肌に残った紅い其れを指でなぞりながら満足そうに笑って。
「…少し着物がずれたら見えてしまうかもしれないね」
大神のその言葉にすみれの顔が朱に染まる。
「見られたらどうしようか?すみれ君」
「み、見られなければ良いのでしょう?」
そう返したすみれの頬に指を伸ばし、口角を上げて。
「じゃあ、もし見られたら虫に刺されたとでも言うのかい?」
「そ、そうですわね」
「なるほど…」
不敵に笑い、すみれに顔を近付けると唇をなぞるように舐める大神。
「…悪い虫もいるものだね。気を付けないとダメだよ?すみれ君」
そう唇を深く重ねた。