サジグリ。

 「…グリちゃん」
 グリシーヌを自分の膝に乗せてから抱き寄せるサジータ。
 「こういう時にグリちゃんは止さぬか…」
 拗ねた口調でそう言ったグリシーヌにサジータの口が綻ぶ。
 「はは、ごめん。癖になっちゃっててさ」
 「…全く」
 「…今度からは気を付けるよ。…グリシーヌ」
 囁いてみせると目を潤ませた。

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