大すみ。学パラ。

 顔に息がかかる程の距離で見つめられ、恥ずかしくて顔を逸らしたいのにそれを許しては貰えない。
 すみれは教科準備室の壁に背をつけるようにして大神と向き合っていた。
 「せ、先生…!」
 小声で大神を諫めるが大神はすみれの両腕を捕らえて離さない。
 「…そんな風に君の困った顔を見るのが好きなんだ」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です