ロベグリ。

 「…いい加減離れたらどうなのだ」
 夜道を歩きながら後ろからグリシーヌを抱き締め、暖を取るロベリアにグリシーヌが言う。
 「先に寒いって言ったのはアンタじゃないか」
 「それにしたって誰に見られるか…」
 辺りを気にするグリシーヌを見つめると手を引いて路地裏に入るロベリア。
 「…これならいいだろ」

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