グリロベ。

　「何度見てもそなたの瞳は不思議な色をしておるな」
　ロベリアの瞳を見つめ恍惚とした表情でグリシーヌが言った。
　「悪魔だ何だって散々言われてきたけどな」
　自嘲気味に笑いロベリアが返す。
　「そなたが悪魔か」
　そう笑ったグリシーヌに眉をひそめるロベリア。
　「あん？」
　「ならばもっと私を惑わせてみせろ」