ロ花。

 橋の上で運河の水面を見つめる花火の手を不意にロベリアが掴む。
 「…ロベリアさん?」
 「アンタが其処に吸い込まれそうに見えた」
 そう水面に映る花火を見つめるロベリア。
 「大丈夫です。それなら、ロベリアさんも一緒に来て頂きますから」
 そう微笑んだ花火に口角を上げロベリアが返す。
 「…分かったよ」

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