『情熱的な言葉をくれた君にお礼をしようか…』
回線越しにそう囁いた昴の声に期待感を煽られるサジータ。
「…来てくれるのか?」
早く触れて欲しくてそう返すと昴から思いも寄らない答えが返ってきた。
『…君の望み通り、今からしようじゃないか』
「は?」
思わずそう聞き返す。
『…今から君は君で僕だ』
「…どういう意味だよ?」
『君の手は僕の手で、君の指は僕の指だと言う事だ』
回線の向こうで不敵に笑う昴が目に浮かぶ様だ。
それで昴の言葉の真意が判ったサジータが言う。
「…出来る訳ないだろ…そんな…」
『…サジータ、君の手は僕の手だ。…先ずはどうしようか。そうだな、シャツの釦を外そうか…』
回線越しの昴の声に目眩を覚えるサジータ。
シャツの前を大きくはだけさせ、いつも昴がする様に鎖骨をなぞって手を中へと滑らせる。
『…君は少し強めの方が好きなんだ』
昴の言葉に導かれる様に双丘へと手を伸ばし触れる。
「…っ…」
手を動かしながら思わず声が漏れる。
『…なかなかに良いものだろう?』