昴サジ1。

 バーボンを傾けながらサジータが昴に言う。
 「昴、アンタのピアノが聴きたい」
 「…唐突だな」
 「急に聴きたくなったんだ」
 少し駄々を捏ねる様に言うと溜息を吐くサジータ。
 今日の裁判で攻めきれなかったのがどうにも悔やまれるらしい。
 「…仕方ないな」
 立ち上がってピアノに向かう昴。
 「…さんきゅ、昴」

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