髪に伸びてきた昴の手を思わず避けるサジータ。
しまったと昴を見ると何やら不敵な笑み。
昴のこういう時の笑いは後が少し怖い。
案の定、昴はソファに座るサジータの脚の間に膝をつき一気に詰め寄り、サジータのネクタイに手を掛け一気に引き抜き、耳元で囁く。
「…僕じゃ君を満足させられないとでも?」
「そ、そんな事は言ってないだろ?」
「さぁ?どうだろうね。腕を上げてくれないか?」
そうサジータに腕を上げさせると昴はその両手首をネクタイで縛った。
「お、おい」
「たまにはいいだろう。君には刺激が足りない様だからね」
そう言うとシャツのボタンを外し、シャツの前をはだけさせ唇を近付けた。
鎖骨に舌を這わせるとサジータの躰がビクと反応し小さく息が漏れる。
指を滑らせ下着を外すとその膨らみが一気に露わになる。
「さて、君はどうして欲しい?」
その状態にサジータの顔が羞恥心で朱く染まる。
「君に満足して貰わないといけないからね」
低く笑う昴に同じ轍は踏まないと心に誓ったのだった。