「あっちーー!!」
茹だる様な暑さにシャツの前を大胆に開けてソファにもたれるサジータ。
「…全く、だらしがないな」
「いやいや。この暑さで平然としてるアンタの方がどうかしてるって」
「そうかい?」
サジータを一瞥すると昴はサジータの膝に片手を置いてもう片方の手をシャツの方へと伸ばした─。
「ちょ、ちょっと待て昴っ」
そう昴の手を制するサジータ。
「汗かいてるんだってっ」
「これからかくんだ。変わりはないだろう?」
そう再び指を滑らせようとする昴。
「そういう事じゃないんだってっ。先にシャワー行こうぜ、なっ?」
そのサジータの言葉に口角を上げる昴。
「─では、君の誘いに乗ろうか」
「…ん…ぅっ…」
バスタブの湯が嬌声に呼応する様に揺れる。
サジータの躰に痕を遺しながら熱の芯に指で触れる昴。
「…僕に言わせれば、こんな暑さなど君のそれとは比べものにならない」
そう囁いて其処を刺激する様に指でなぞると更なる熱の証が昴の指を濡らす。
「…あ…ぁ…っ…」
「そう思わないか?」