年賀2012 LSM攻め組(12/01月作成)


 「…全く、どうしてこうなるんだよ?」
 グラスを片手にうんざりした顔でロベリアが言った。
 並んでグラスを傾ける昴も同様に頷く。
 「昴は言った。それは此方の台詞だと」
 「仕方ないでしょう?折角なら皆で一緒にという事なのだから」
 不服そうな二人を諫める様にマリアがグラスの氷を鳴らして言う。
 「だからって新年早々、アンタ達と仲良しごっこもないだろ」
 「その意見には同意する」
 憮然とした態度のロベリアと昴に苦笑するマリア。
 「いい加減、諦めたら?」
 そう視線を談笑するかえで達に向ける。
 マリアに半ば促される様にそちらに視線を移す二人。
 楽しそうな三人の姿に思わず口元が綻ぶ。
 「ちっ…。仕方ないね」
 諦めた様にロベリアが言えば。
 「そうだな」
 苦笑して昴も言って。
 「でしょう?あの笑顔を見たら何も言えないわ」
 穏やかな笑みを浮かべてマリアが返す。
 「まぁ、今年もアンタ達と遊んでやるよ」
 「ふふ。何をして遊ぼうか」
 「お手柔らかにね」
 そう三人で一斉にワインを飲み干した。

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