サジータ少し小さくなるの巻。元ネタは杜一さんのSSです。
「そもそも、どうして簡単に信じたんだ」
ロベリアから貰ったという飴の所為で少々若返ったサジータに呆れ顔で昴が言う。
「いや、その」
何故か赤面しながら口篭もるサジータ。
それで何かに気付いたのか昴が眉をひそめて言った。
「…まさかとは思うが媚薬とか言われたんじゃないだろうな」
「ま、まぁ、いいじゃないか。細かい事は!」
昴の指摘が正解だった事を示す様にますます頬を上気させるサジータ。
「全く、君って奴は」
「どうせ、アタシは浅はかで馬鹿だよっ」
いつもより低い視線と幼い表情で拗ねるサジータに目眩に似た感覚を覚える昴。
「…そんなに興味があるなら試してみるかい?」
そう言うと昴は強引に唇を奪った。
いつもより大きいそのシャツの釦を外し中に手を滑らせ肌に触れると既にキスだけで躰が火照り始めている。
「…そんなに興奮するかい?この状況が」
「それもあるけどアンタと距離が近くなったからかな。凄くドキドキするんだ」
「……」
「照れてるのか?」
「…うるさい」