サニーサイド&大統領。

 「お久し振りですね、閣下」
 わざと仰々しく礼をしてみせる目の前の男。
 「君も相変わらずみたいじゃないか、サニーサイド」
 「閣下が国を纏めて下さっているお陰ですよ」
 皮肉をこめて返される。
 「…サニー」
 昔の様にそう呼んでみると眼鏡の奥の瞳が一瞬揺れた。
 「あなたの知っている僕はもう居ませんよ」

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