ロベグリ15。

 「アンタが風邪とはね」
 横になるグリシーヌにロベリアが言う。
 「誰の所為だと」
 「で、薬は飲んだのか?」
 「…苦いのは少し苦手でな」
 そう苦笑するグリシーヌを思案顔で見つめるロベリア。
 「甘くなる方法を教えてやろうか?」
 「そんなものがあるのか?」
 「ああ」
 頷くとロベリアは薬と水を口に含んだ─。

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