ロベグリ13。

 ソファで横になるロベリアの上に乗るグリシーヌ。
 「どうした?アンタにしちゃ積極的じゃないか」
 「そなたがいつでも余裕なのが気に食わない」
 「へぇ。どうしてくれるんだよ?」
 ニヤニヤとグリシーヌの髪を弄るロベリア。
 言ったもののどうしていいか分からないグリシーヌ。
 震える手をロベリアに伸ばす。
 震える手でロベリアの頬に触れる。
 「それで?」
 ニヤニヤと笑うロベリア。
 「…少し黙っててくれ」
 おずおずとロベリアに顔を近付けそっと唇を重ねる。
 唇を離した後にロベリアが言う。
 「…今のキスで満足しろって言うのか?」
 一気に赤面するグリシーヌ。
 「…すまなかった」
 そうロベリアの胸に顔を埋めた。
 「もう良いのか?」
 揶揄するようにそう言ったロベリアに、朱く染まった顔を隠すようにグリシーヌが言う。
 「…恥ずかしくて死にそうだ…」
 その言葉に舌打ちをするロベリア。
 「ちっ…。アタシを煽ってくれるよな、アンタは」
 半身を起こすとグリシーヌを引き寄せ、貪るように唇を奪った。
 「責任とれよ?」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です