ロベグリ10。

 窓の外を眺めながらふと視線を感じて窓に反射する光景を見るとグリシーヌが此方を見つめて惚けている。
 「…アタシに見とれてるのか?」
 振り返らずにそう言ったロベリアに赤面するグリシーヌ。
 「ど、どうして解ったのだ」
 「分かるよ。アンタの視線は全部」
 そう言うと窓の向こうで嬉しそうに笑っていた。

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