月花1。

 珍しい昼間の来客。
 稽古を中断して部屋に戻ったのに入るなり抱き締められて。
 「話があるんじゃないのか?」
 「大神、俺は心が狭いみたいだ。さくらさんに嫉妬してしまった」
 「はぁ?だから、場所を変えたのか」
 「呆れられても構わん」
 「…ま、それがお前か」
 呆れつつそう言ったら、再び抱き締められた。

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