サニラチェ。

　「ラチェット」
　「何？」
　「少し時間ある？」
　「何なの？」
　唐突なサニーサイドに訝しげな表情でラチェットが返す。
　「5秒でいいんだけど」
　ますます怪しい。
　「何を企んでるの？サニー」
　「”企んでる”とは酷いね」
　そう言うと、サニーサイドはラチェットを引き寄せ唇を奪った。
　「5秒貰ったよ。ありがとう」