ロベメル3。

 「…ほら」
 そう水を注いだグラスをロベリアさんが差し出す。
 「…ありがとうございます…」
 怠さの残る躰を起こし立ち上がろうとしたら少しよろけてしまった。
 そんな私をロベリアさんが支える。
 「…悪かった」
 「…今更じゃないですか…」
 「…アンタが可愛いかったからだ。メル」
 …その言葉はやはり狡い。

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