ロベメル2。

 「…っ…」
 込み上げるその感覚に嬌がりそうになる声を抑える。
 「…アンタの声を聴かせろよ」
 耳元でそう囁くその人。
 「…嫌…です…」
 そう抗うのが精一杯。熱に浮かされておかしくなりそうだ。
 「…メル…」
 一瞬のその優しい響きで許してしまう。
 そんな風に名前を呼ぶロベリアさん。
 あなたは狡い人です。

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