かえすみ。

 「最近忙しいみたいじゃない?」
 久し振りに帝劇を訪れたすみれにかえでが言う。
 「ええ。おかげさまで」
 そう笑うものの疲労は否めなさそうだ。
 「少し休んでいったらどう?私の部屋で良ければ、だけど」
 「折角ですが、お断り申し上げます。かえでさんのベッドじゃドキドキして休めそうにありませんもの」

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