昴新2。

 「昴さん、手を繋いでもよろしいですか?」
 「別に構わないが」
 僕の返事に嬉しそうに目を輝かせると僕の手を握る。
 「えへへ」
 余りにも、嬉しそうにしているからつい言ってしまう。
 「大河新次郎、君は昴の手を繋ぐだけでいいのかい?」
 「昴さん?」
 「生憎と僕は欲張りらしくてね。それだけでは足りない」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です