新昴。

 突然の雨に近くビルの軒下で雨宿り。
 ふと視線を横に向けると髪から雫を滴らせている昴さん。
 何と言えない艶っぽさにドキドキしてるとぼくの顔を覗き込むように昴さんが言った。
 「…どうしたんだい?」
 「その、昴さんがお綺麗でえっと」
 「もう、いい」
 ぼくの言葉に昴さんは少し恥ずかしそうに目を逸らした。

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