ロベグリ。

 「…狡いぞ。人にばかり言わせて居るではないか」
 不服そうにグリシーヌが言った。
 「アタシの態度で察しろよ」
 「それが狡いのだ」
 「全く、欲張りだな」
 小さく息を吐いてからロベリアが言う。
 「─愛してる愛してる愛してる」
 そう連呼するロベリアに赤面しながらも嬉しそうに微笑むのだった。

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