神崎すみれ引退公演「春恋紫花夢惜別」(2)(初日(1/2)・5日夜・千秋楽(1/6))


そして、15分の休憩の後、いよいよ始まる第二幕。
第二幕はライヴショウです。
開幕のブザーが鳴って、会場が静まると幕が静かに上がって舞台中央にはさくらさんが。
曲は「3」より・・・

♪君偲ぶ歌

下手よりすみれさん、上手よりアイリスが。
曲が終了後、舞台前方に集まる三人。
「しっとりとした曲から第二部のスタートです。」
と、すみれ。
「今の曲は『君偲ぶ歌』サクラ3で歌った曲だよね~!」
「ここからは、すみれさんが参加した曲を花組の皆で全部歌いたいと思います。」
「全部!?」
アイリスの驚きの声にニッコリと笑ってさくら。
「すみれさんが少しでも参加した曲は全て歌いたいと思います。」
「すごーい!」
「それでは、すみれヒットメドレー・パート1です。どうぞ!」
さくらのその声を合図に三人とも下手へと退場。

・・・という訳でここからメドレーです。
振り付けはどれも以前のままでやってらっしゃいました。
たいへん懐かしかったです(^^)
まず初めはOVA『轟華絢爛vol.3』より・・・。

♪キネマ行進曲(紅蘭:すみれパート レニ:カンナパート)
上手より紅蘭。
紅蘭「♪ここで 夢を作りま~す
    愛の 夢を作りま~す
    幻の 夢だけど 輝くような夢を~」
下手よりレニ。
レニ「♪用意 スタートの声で
 キャメラ 回るラブシーン
 幻の 愛だけど 輝くような愛を~」
舞台中央に並んでサビ。
サビの終盤では歌いながら舞台奥へ。
入れ替わって左右に上がったリフトから・・・
上手側よりカンナ。

♪雲雀の歌~椿姫より~(カンナ:マリアパート アイリス:すみれパート)

この『椿姫の夕』から『紅蜥蜴』までシリアスな役から遠ざかっていたすみれさんでしたね。

カンナの左胸にはバラが。この小道具が日替わりだったと思います。
カンナ「♪さ~え~ずる雲雀よ~
     (首振りながら)いぃっつもっぁ愛の歌~~
     誰が~ために歌う~~」
下手側リフトよりアイリス。
アイリス「♪夜~が怖いから~
     (首振りながら)いぃっつもっぁ愛の歌~~
      あ~な~た~に届けと~~」
妙に・・・というか必要以上にオペラちっくな部分を強調する二人(笑)
サビになったときに舞台中央のリフトが上がりカンナとアイリスの乗っているリフトが繋がって橋のような形に。

  ○アイリス    ○カンナ    →        ○アイリス    ○カンナ
┌─┐       ┌─┐              ┌─┐────┌─┐

青山劇場は回り舞台もそうですが、舞台装置が良いので二部ではこのリフトを巧く使った演出が多かったです。
そして二人も中央リフトに移動。
曲終盤で正面から見て階段状になった中央リフトから降りてくる。
ラスト、アイリスにバラを差し出すカンナ。
受け取ろうとしたアイリスより先に手を引っ込め自分の口に入れるカンナ。
不味そうな顔をして、再び口から出しそれをアイリスに差し出す(笑)
アイリスは『いらない~』と首を振ってました(爆)
千秋楽では二人で『おいしい~』とか言いながら食べていたような・・・(^_^;)
そして退場。
中央リフト下がって左右リフトもやや低めに。
静かな前奏で始まったのは『海神別荘』より・・・

♪夜の海月(マリア:すみれパート かえで:レニパート 大神:さくらパート)

歌謡ショウのとき同様に海月に扮したダンサーさんたち。
歌い出しとともに下手よりマリアさん登場。
マリア「♪潮が満ちて 月が涙に滲む~」
上手よりかえでさん。
かえで「♪愛と言う名の伝説を沈め~」
中央に大神さん。
何と”美女”のパートです(笑)
大神「♪ただ 私は 波に身を任せる~」
三人静かに退場。

舞台が明るくなって流れて来たその音楽はサクラ2ドラマCDシリーズ『喜劇リア王』より・・・。

♪ドリーム(さくら:紅蘭パート レニ:アイリスパート カンナ:すみれパート)

・・・確か、下手より踊りながらさくらさん。(すみません、曖昧です(^_^;))
「♪パパパパ パパパパパ パーヤ
 浮気者 汝の名は 女~なり 女~なり」
上手よりレニも踊りながら。
「♪パパパパ パパパパパ パーヤ
 ああ 生きるべきか死すべきかと 悩む~のは 馬鹿な男~たち」
下手よりカンナさん。
ちょっとすみれさんの物真似っぽい声色で。
「♪パパパパ パパパパパ パーヤ
 太陽が西から昇って 東に~沈まぬ限り いつま~~でも」
三人で、
「♪いつまで~~も 人生は~楽しい~
 人生~は~ バカバカしい~~」
そのまま並んで下手に退場。

そして再び、

♪キネマ行進曲(マリア:すみれパート かえで:カンナパート)

この曲以降、曲の入れ替わりが激しくなります。
上手よりマリアさん。
「♪偽りの愛ですけれど 本物の愛に変えます
 それこそがキネマの魅力! 素晴らしいキネマの魅力!」
下手よりかえでさん。
「♪描き割りの銀座の街が 雨に濡れむせび泣いてる
 これこそがキネマの魅力! 素晴らしいキネマの魅力!」

舞台中央に階段。
階段上より紅蘭と親方が降りて来て・・・

♪この世は楽し(紅蘭:すみれパート 親方:大神パート)

この曲は一番をそのまま歌いました。
紅蘭「今宵煌めく あのシーン このシーン
    人生は回り舞台のようです ようこそ 劇場へ!」
台詞を言ってこの曲は終わりでした。
舞台中央後方のリフトが上がって(結構な高さでした)その上には、さくらさん、マリアさん、レニが。
曲は『アラビアのバラ』より・・・。

♪私のお気に入り(さくら:すみれパート マリア:紅蘭パート レニ:アイリスパート)

立ち位置は下手側よりマリア・さくら・レニです。
タッタン・シンシア・デザイアによる『♪私のお気に入り』。
何か不思議な感じです。
さくら「♪国の未来を~作るタッタン王子~」
マリア「♪人の未来を~願う流れ者デザイア~」
三人「♪そして 二人は~~兄弟~~」
ここで音楽ストップ。
三人は振りのそのままの姿勢で静止。

○マリア ○さくら ○レニ
┌─────────┐
│             │
│             │
         ○かえでさん

上手より出て来たのはかえでさん。
曲は『紅蜥蜴』より・・・。

♪マスカレイド

言わずと知れたすみれさん最大の当たり役ですね(^^)
明智との叶わぬ恋の切なさと悲しいラストに涙した人も多い筈・・・。

かえでさんの妖艶な声がまた合うんです、これがv
「♪私 美しい~ 紅蜥蜴~~
 夜に咲く花は~ 甘い~悪徳~~」
ここで音楽ストップ。
かえでさんも振りのままの姿勢で静止。

再び
♪私のお気に入り
三人「♪運命は~いつしか太陽と月のように~
    運命は~二人を違う道に進ま~せた~」
マリア「♪憎しみが 生まれて 二人を分~か~つ~」
レニ「♪愛の心が 乾いて~」
三人「♪二人を分~か~つ~」
またまた音楽ストップ。
ここで再び

♪マスカレイド

「♪マスカレイド 悩ましく 罠に 誘うの~
 マスカレイド 狂おしく あなたは 悶える~
 甘美~なる~祝宴~~」
ここで♪マスカレイドは終了。
かえでさんはそのまま舞台中央奥へと退場。

そして再々度
♪私のお気に入り
三人「♪私の 好きなお話~
    それは アラビアの 昔の~お話~」
曲途中でリフトが下がって歌が終了後、三人で下手より退場。
入れ替わりで舞台前方よりの上手よりジャンポールを抱っこしたアイリス登場。
曲は『アラビアのバラ』より・・・

♪スキャンダルはダメよ

「♪スキャンダ~ル スキャンダ~ル
 素晴らし~~い~スキャンダ~~ル
 素晴らしい~~宣伝!」
そして、足早に下手へと退場するアイリス。
舞台にはリフトが低く上がっています。
曲は第三期ドラマCDシリーズ『花暦~帝都の休日~』より・・・。

♪花暦(レニ:すみれパート 武田:さくらパート)

「サクラプロジェクト2000」を立ち上げた年に、「花組プレビュウ」って全国縦断のイベントの最終日の東京会場で確かこの曲のレコーディング秘話かなんかを話してらっしゃって、そのときにさくらさんと一緒にアカペラで丁度このフレーズを歌って下さったことを覚えています。

上手よりレニ。
レニ「♪粋な恋路を 邪魔する風が ほんに嬉しい花暦~」
下手より傘を差しながら武田登場。
武田「♪歌の文句に あるじゃないかァ」
リフト中央に二人歩み寄る。
傘を差し出す武田。
レニ「♪濡れた二人の 雨宿り
   ああ 知りはせぬ~」
ここで武田の差し出した傘を取って一人でさっさと下手へと退場していくレニ(笑)
そんなレニに武田。
「あ!レニちゃん!ちょ、ちょっと待ってよ!」
慌てて下手に退場。

リフトが舞台後方まで階段状になって、階段上方にさくらさん。
曲は『海神別荘』より・・・。

♪幸せな夢

多分、これは1番を全部歌われていたような・・・。
さくらさんがポーズを決めて曲終了後。
舞台は明るくなって曲は再々度、

♪キネマ行進曲

すみれさんを除いた全員による合唱です。
「♪花~が散る散る 紙の花~
 雪~が降る降る 紙の雪~
 愛を 紡ぐは 台本の~名台詞~
 キ~ネ~マ~の~工~場~~~」

ここで、すみれヒットメドレー・パート1は終了です。
そして、カンナ一人を残し皆、退場。
舞台はリフトが大きく階段状(高さが結構ありました)に。
カンナより
「いやー、すみれの歌ってのはみんな良い曲だなぁ~。いや、あたいはさ、すみれとのデュエット曲が多かったらさ。歌えなくなっちゃう歌が多いんだよな。
でも、この曲は最後に・・・すみれと歌いたいな。・・・聞いて下さい。『愛は永久に』」
この時点でカンナさんの目に涙がたまっていたように見えてこちらも涙を堪えるのに必死でした。
カンナの言葉が終わると舞台は劇中劇『紅蜥蜴』のEDさながらに赤紫のライトが。
そして・・・

♪愛は永久に

歌は勿論、フルコーラスで。
正にあの名場面の再現です。

すみれ「私・・・幸せですわ。こうしてあなたに抱かれて美しいまま死ねるんですもの・・・。」
カンナ「ああ、運命は何て残酷なんだ・・・。もう一度、違う世界で君と会いたい・・・。」 
すみれ「・・・涙。涙なんてしばらく流したことなんかなかった・・・。」
カンナ「約束しよう。・・・僕は忘れない。君のその温もりを・・・。」
すみれ「その言葉だけで私は十分・・・。」

二人「♪永久に この愛は~
    永久に 咲き誇る~
    愛の~夢~~」

少しずつ下がっていく中央リフトで二人寄り添って曲終了。
照明は再び舞台全体に。
拍手をしながら花組が揃う。
下手よりかえでさん・レニ・紅蘭・マリアさん・すみれさん・さくらさん・アイリス・カンナさん・大神さんの順に並んでいます。
さくら「素敵でした~。」
大神「すみれくんと共にこうして舞台にいられる時間も残り少なくなって来ました。」
レニ「すみれの歌が歌えて嬉しかったです。」
アイリス「アイリス、泣いちゃうかも!でも・・・でも、頑張る!」
千秋楽ではアイリス、ホントに泣くのを堪えててこちらもつい・・・。
紅蘭「第二部後半戦や!楽しくやりましょ!」
カンナ「すみれの引退だ。楽しくやろうぜ!みんなの知ってる歌があったら一緒に歌ってくれよ!」
マリア「皆様、トッ・・・・・・・・・・・・プスター(結構ためましたよ(笑)皆ちょっとズルッと)神崎すみれの姿を目     に焼き付けておいて下さい。」
さくら「さて、ここからはすみれさんも交えてすみれヒットメドレー・パート2をお送りしたいと思います。
    先ずは『♪花咲く乙女』からです。」
このすみれを中央にした列のまま歌へ。

♪花咲く乙女

1番からラストのサビへ。
「♪熱い 思い この身を焦がし
 たとえ 明日 命尽きても
 歌い 踊り 舞台がはねて
 君に 届け 今宵 高鳴る その名~
 ・・・帝国華撃団~~」
曲終了後。
お次は・・・舞台では久々に聴くこのちょっと長めの前奏!
あのOPムービーが頭の中に出て来ますね(^^)
振り付けも懐かしい・・・。

♪檄!帝国華撃団(改)

当然、2番オンリーです☆
そして、台詞も久々の初代の六人で。
さくら「私たち正義の為に戦います!」
マリア「例えそれが命をかける戦いであっても!」
カンナ「あたい達は一歩も引かねぇぜ!」
アイリス「いつの日か この帝都に!」
紅蘭「悪がなくなる日まで!」
すみれ「私たちは戦い続けます!」
全員「それが帝国華撃団なのです!!」
台詞のこのヴァージョンも聴き納めになってしまうんですね・・・。
♪ちゃらちゃらちゃらっ!
決めっ!
続いてはサクラTVのED曲であるこの曲です。
TV版ですみれさんはいろんなお洋服姿を見せて下さいましたね。
恐らく、花組中もっとも着替えていたのではないでしょうか?

♪夢見ていよう

全員「♪夢見ていよう 未来はきっと
   希望にあふれ きみのそばにある
   だから ずっと ずっと 夢見ていよう」
すみれ「だから ずっと ずっと 夢見ていよう・・・」
さくらさんのソロの部分をすみれさんが歌われてました。

そして、『海神別荘』のOPを飾ったこの曲です。
歌謡ショウ五周年記念曲と題されて作られた曲ですね。

♪花組レビュウ

最後のサビのみです。
全員「♪世界を輝かせる~ 世界に虹をかける~
    これこそレビュウ 光のレビュウ
    愛するレビュウ 夢の花組~レビュウ~~」

曲はどんどん続きます。
次は『アラビアのバラ』のラストを飾った・・・

♪新しい未来へ

こちらもサビのみです。
全員「♪ここより永久に~ 手をつなぎ合い~
    新しい時を~ 生きよう~
    ここより永久に~ 心をつなぐ~
    いまここにある愛が~ 明日につながってゆく~
    ここより永~久~に~」
振り付けが懐かしくてつい一緒に手振りしちゃいました( ̄ー ̄)ゞ

続いては最近では劇場版アレンジもされました・・・。
今回は「So special a day」のアレンジだと思います。
浪漫倶楽部のクリスマスプレゼントのビデオを思い出して懐かしいです。
振り付けは伝説の「奇跡の鐘コンサート」で披露されたものでした。

♪奇跡の鐘

これもやはりサビのみでした。
全員「♪今日は~ 特別な日~ 愛が~ あふれそうな日~」
すみれ「♪きっと~ わたしに~ 奇跡が~ 起こります~」
全員「♪今日は~ 特別な日~ 愛の~ 鐘が鳴る日~」
すみれ「♪あなたと・・・ふたりのラブストーリー~~・・・」

曲終了後、ここで立ち位置が変更になります。
○かえで  ○レニ   ○大神
  ○マリア     ○さくら
   ○紅蘭   ○アイリス
       ○すみれ
確か↑のように並んでいたと思います。
リフトが列ごとに上がってちょうど階段状になっています。
そして、曲はサクラも遂に?!と私はちょっと思ってしまったあの曲でした。

♪ユーロ 恋の発車オーライ!

しかし、これも一緒に踊ってしまいましたよ。パラパラ(笑)
・・・というか、これと『♪ユーロ ゲキテイ』が去年の新春歌謡ショウで披露されたときに、さくらさんに「また一緒に踊れる曲が増えましたねv」って言われて覚えた人は私以外にも大勢居る筈(爆)
こちらは前奏からいきなりラスト近くのサビ部分へ。
そして、ラストの
すみれ「オーライ・・・v」
相変わらずセクシーですわv
曲終了後、立ち位置がちょっと変更。
えっと、マリアさんとさくらさんの位置が逆になって再び一列に。
かえでさん・レニ・紅蘭・さくらさん・すみれさん・マリアさん・アイリス・カンナさん・大神さんの順ですね。
リフトも元に戻っています。
続いては『紅蜥蜴』のOPで驚かされた方もいることと思います。
始まって早々いきなり柱にぶつかって、一瞬「え?!」って・・・。
それから、この曲から現在の赤と青のレビュウ衣装を着られるようになりましたね。

♪これがレビュウ!

すみれレビュウ(マンボ)の部分からサビでラストまで。
曲終了後、カンナとすみれを残し他のメンバーは一旦退場。
曲はサクラ大戦ドラマCDシリーズ『帝国歌劇団・花組~秋公演「愛はダイヤ」』より・・・。

♪愛はダイヤ

カンナとの初デュエットの曲ですね。
この二人の
「今月今夜のあの月も・・・」「あ!別れろ切れろは芸者のときに言う言葉。今の私にはなぜ・・・」
ってやりとりも観られなくなってしまうんですね・・・。
この曲は一番とラストのサビまでを。
曲終了後、流れてきたのはタンゴのメロディー。
カンナさんと下手袖方向へ向けて少し踊った後、すみれさんは舞台中央へ。
カンナさんは下手袖よりそのまま退場。
すみれさんの後ろにはダンサーさんが。
曲は勿論この曲です。

♪絶対運命のタンゴ

舞台は照明落とした感じですみれさんを中心にスポットライトが当たっています。
何かこの曲でこの演出だったのでサクラ2のすみれさんのミニゲーム「舞ガール」を少し思い出してしまいました(^_^;)
でも、この曲の歌詞ってものすごくすみれさんらしくて大好きです。
そして、次の曲は・・・、
「12時の鐘が鳴ったよ?」
「私にかけられた魔法はそんなことでは解けませんわ・・・」
この名シーンのBGMでもあり、記念すべきすみれさんの1曲目のキャラクターソングでした。

♪なやましマンボ

すみれ「さぁ、皆様方!2002年も『マンボ!』ですわよ!」
サビは勿論、会場全部で「マンボ!」
すみれ「二階の皆様も、一階の皆様も声高らかに!参りますわよ!」
曲終了後、すみれさん退場。
舞台暗転。

レビュウ衣装に身を包んださくらさんが下手よりゆっくり歩きながら。
舞台は青っぽい照明。

♪夢のつづき

アカペラVer.です。
すみれさんを除いた花組が一人ずつ歌いながらゆっくり歩いて舞台に集まって来るのですが、これが・・・切ないです・・・。

さくら「♪この夢が ずっとずっ・・・と 続いて欲・・・し・・・い・・・
    わたしの恋は・・・輝いて・・・い・・・るわ・・・
    ともに・・・過ごしあのと・・・き 胸に熱く・・・よ・・・ぎる・・・
    いつまでも・・・いつまでも・・・ 大切に・・・したい・・・・・・」

アイリス「♪このゆ・・・めがずっとずっ・・・と・・・ 続いて欲・・・し・・・い・・・
      わたしの恋は・・・輝いて・・・い・・・るわ・・・」

紅蘭「♪今宵 春の匂い・・・に・・・ 咲き乱れる・・・は・・・な・・・は・・・
    かぐわしく・・・舞い踊る・・・素晴らしき・・・世界・・・・・・」

マリア「♪それぞれの 出会いは・・・奇跡・・・のよう・・・で・・・す・・・
    ほんの 少し・・・目を・・・閉じ・・・れば・・・」

カンナ「♪永久の夢・・・やさしく・・・歌となり・・・心・・・揺らす・・・
     思い出に よりそう・・・・・・二人・・・・・・」

レニ「♪う・・・た・・・を・・・・・・さぁ うたいま・・・しょ・・・
   そ・・・れが夢の・・・つづき
   た・・・からかに・・・あ・・・いを歌うよろ・・・こび・・・」

かえで「♪う・・・た・・・を・・・さぁ うたいま・・・しょ・・・
     そ・・・れが夢の・・・つづき
     めぐり・・・合い・・・信じ・・・合い・・・
     明日を・・・うた・・・おう・・・・・・」

リフトが階段状になっています。
階段上方には皆と同じレビュウ服に身を包んだすみれさんの姿。
皆、静かにすみれさんを見つめています。

すみれ「皆様・・・・・・ありがとう・・・。」

静かにそう言うすみれ。
この一言をきっかけに音楽スタート。
一転していつもの『夢のつづき』のテンポに。
全員で舞台前方へ並んで歌い始めます。
そして・・・、

すみれ「♪歌を さぁ 歌いましょ・・・
     そして 夢の終わり
     溢れる涙を そっと 拭って~・・・」

ここでも、いつものさくらソロをすみれさんが。
曲はラストまで。
そのままフィナーレ。
ここで一旦、幕が下ります。
幕が下りて、流れた曲は『♪花組レビュウ!』
華麗なるレビュウ服に身を包んでダンサーさんたちと共に出て来たのは何と・・・!
去年の夏に巴里ミニライブで披露したレビュウ衣装を着た琴音さんと、武田さん、金田先生でした。
絵的にスゴいです(笑)

下手 ●●●○金田先生○琴音さん○武田さん●●● 上手

*●はダンサーさん 

「今年は金田先生も武田さんもありがとうございます!楽しくいきましょう!」
と、琴音さん。
舞台中央を陣取り、『花組レビュウ』のサビ部分を歌って踊ります。
金田先生はノリノリ、でも武田さんは嫌そうな顔でやる気なく踊っています。
そんな武田さんに琴音さん。
「ちょっと、武田さん!あなた全然ノッてないじゃない!」
「だって正直嫌でしょう!これ!」
と、レビュウ衣装を指差して反論する武田さん。
「そうでゲスか?あたしは結構気に入っているんですけどね。だって、花組さんは女性だけの劇団でしょ?その舞台に立つんですから、あたしたちも女装しなくちゃねぇ!(#^_^#)」
「そうですよね!先生もそう思いますよね!」
盛り上がる二人。
そんな二人に武田はつい一言ポロっと。
「俺、レビュウなんかに出たくねーもん。(¬_¬) 」
その言葉に二人同時くらいに。
「あ!!」
「今、嫌って言いましたよね?!」
と、金田先生に確認する琴音さん。
「ええ、言いました!こんな舞台出たくねぇと!」
「いや、そういう意味で言ったんじゃないんですよ!」
慌ててフォローする武田。
「出たくないってことは、この歌謡ショウの存在を否定するも同然ですよ!」
と、金田先生。
「だからそういう意味じゃ・・・。」
「でも、正直そうでしょ?」
とは、琴音さん。
「まぁ、そうなんですけどね。」
すっかり二人のペースに乗せられ、またまた非難を浴びてしまう武田。
とうとう・・・。
「分かりました!やりゃあいいんでしょ!やりゃあ!」
半分、やけくそ気味にそう言います。
そして再びミュージックスタート!
結構、ノリノリで踊ってたように見えましたけどね(笑)
ダンサーさんを弾き飛ばさんばかりの勢いで(爆)
そこでダンサーたちの逆襲が三人は隅っこに追いやられます。
金田先生は下手側に琴音さん、武田さんは上手側に。
そして、上手袖より登場したのは・・・、
「おい、武田!」
ボスーーーv
扇子でパシッと武田を叩く。
「すみれさんの最後の舞台だぞ!やる気あんのか?!」
そのボスの言葉に武田反論。
「ちゃんとやってますよ!見て下さいよ!この格好にこのメイク!!」
武田をまじまじと見てボス。
「なかなか綺麗じゃねぇか。」
ぼ、ボス・・・(笑)
いやあ、武田さんメイク濃かったですね~。
レビュウ衣装時の菊ちゃん以上?!(爆)
「そうじゃねーよ!気持ちだよ!気持ち!ハートが入ってなきゃ!」
下手端より金田先生。
「ダンデイさ~~~ん!」
「あ、金田先生も!」
「ダンデイさんも一緒に踊りましょうよ!」
ダンサーさんの間に無理矢理入って再び中央を陣取る三人とボス。
音楽スタート!
曲終了後、すみれ引退の話題に。
「あのタカビーなすみれさんが引退だなんて・・・寂しい~~~!!」
「引退だなんて・・・・・・!よしこちゃ~~~ん!!!」
お馴染み武田さんの『よしこちゃん』ネタ(笑)
手を前に出して嘆きを表現した武田にボスの軽いかかと落としが(爆)
「何でかかと落としなのよ(笑)」
と、琴音さん。
「・・・では、そろそろフィナーレです。花組さんスペシャルでお送りしたいと思います!
『すみれ送り太鼓』!!」
ボスの紹介で『どうぞ!』と両袖に引き揚げる。
誰もいなくなったところで再び舞台の幕が開き、舞台上には法被姿の花組が。
今回はすみれさん、織姫さん、かえでさんを除く6人に大神さんと親方を加えた8人です。
女性陣がいつもの黒い法被、男性陣が白い法被でした。

      大神●
        親方
        ●●
   マリア○  ○さくら
 カンナ○      ○紅蘭
レニ○          ○アイリス
      ↓舞台前方

立ち位置は↑のような感じです。
一番奥の大神さんは去年の新春でカンナさんと紅蘭が向かい合って叩いていた大きな太鼓です。
親方は去年の夏公演で織姫さんが叩いていた小さい二つの太鼓です。
すっかり恒例となった花組太鼓。
回を増す毎に構成がより複雑な感じになってきています!
とにかく凄いという表現しか出来ないですが、凄いです!!

でも、初日に何か大神さんがバチを落としちゃうんじゃないかとかハラハラしながら見てしまいました(^_^;)
大神さん、ごめんなさい(笑)

「やぁっ!!!」
決めっ!
全員でビシッとポーズを取ったままリフトがそのまま奈落に落ちていきます。
入れ違いで舞台中央にはレビュウ衣装に羽を背負ったすみれさんが。
手には花をかたどった紫色のリボンのついた飾りを持っています。
明るい軽快な前奏が流れて。
バックにはダンサーさん。
曲はすみれさん最後の新曲です。

♪すみれチャチャチャ

とても明るい爽やかな感じの曲調です。
歌い出しの歌詞は確か・・・

「♪楽し わが春よ 花咲く春よ
 わが麗しの春は す・み・れ」

多分、こんな感じだったと思います。
そして、サビ。

「♪すみれチャチャチャ すみれチャチャチャ
 歌も踊りも
 すみれチャチャチャ すみれチャチャチャ
 夢も希望も
 さぁ みんな陽気に
 すみれ チャ・チャ・チャ!」

このサビの時に客席も一緒に『チャチャチャ!』と声を出したり手拍子を合わせます。
『なやましマンボ』の『マンボ!』と同様ですね。
私は千秋楽のとき、ちょっと感極まり過ぎてフライングしちゃいましたが・・・(^_^;)
恥ずかし~~・・・(-_-;;)
曲終了後、ダンサーさんのみを残してすみれ退場。
ダンサーさんが『すみれチャチャチャ』のメロディーに合わせて踊っています。
サビはやはり一緒に『チャチャチャ!』と。
曲終了後、ダンサーさん退場。
静まりかえる会場。
そして、舞台には再びすみれさんの姿が。
中央にはマイクスタンドが。
バックにはオルゴール調の『花咲く乙女』が流れています。
そして・・・、

「新曲『すみれチャチャチャ』を聴いて頂きました。
 この曲が、私の引退の曲となります。
 私は今まで花組の舞台を勤めさせて頂き、光り輝くことが出来ました。
 それは・・・、私一人の力ではなく、素晴らしき共演者の方々と支えて下さった関係者の皆様。
 ・・・そして、何より応援して下さったファンの皆様のおかげだと感謝の気持ちで一杯でございます。
 私が帝国歌劇団を引退しても深い絆で結ばれています。
 より一層、素晴らしい舞台を皆様にお見せすることでしょう。
 どうか、これからも帝国歌劇団をどうぞ宜しくお願い致します。
 そして、皆様の暖かい拍手、声援、そして愛を・・・。
 私、神崎すみれは生涯忘れることはないでしょう。
 皆様、ごきげんよう。そして・・・・・・ありがとうございました。」

客席に向けて静かに礼をするすみれ。
千秋楽、涙で声を詰まらせながら最後の挨拶をするすみれ。
客席からもすすり泣く声が。
そして同時に舞台にかけられる「頑張れ!」の声。
スポットライトはすみれだけを照らしています。
出来ることなら・・・と誰もが思ったことでしょう。
それでも迎えてしまったすみれさんの最後の舞台を飾る曲は正にすみれさんそのものです・・・。

♪センタースポット

この歌に関しては千秋楽の報告をさせて頂きます。
この歌のみサイリュームによる演出がされました。
客席はすみれ色の光一色に包まれています。
すみれさんの歌声だけが響く中、右に左に揺れるすみれ色の光。

「♪人生・・・の 泣き言を みんな笑顔に変えて・・・
 私は 光・・・の粒子 大きな拍手 あびながら舞う・・・
 センタースポットに立つ それが私の勤め・・・
 いつも輝きながら・・・」

間奏に入ると、マイクスタンドのそばを離れ舞台前方に歩くすみれ。
上手へ、下手へ、二階席へ、そして中央へ、深々と礼。
会場全体から惜しみない拍手、そして声援が。

「♪・・・センタースポットに立つ
 それが・・・私の勤・・・め・・・
 いつも・・・輝きな・・・が・・・ら・・・」

涙で時々、声を詰まらせながらも歌いきったすみれさん。
会場からは大歓声、拍手の嵐。
後ろを向いて振り返ることなく、そのまま退場。
舞台には残されたマイクスタンドを照らす一筋のスポットライト。
・・・トップスターは静かにマイクの前から姿を消されました。

幕が下りても、鳴りやまない拍手。
アンコールの拍手。
しばらくして、流れて来たのは『夢のつづき』のメロディー。
幕が開いてカーテンコールです。

最初はダンサーさん、そして、用心棒の方々。
続いて金田先生、親方、ダンディのボス、武田。
お次はソファに座って薔薇組のお二人。(礼をしたあと、そのまま黒子さんに押されて上手袖に退場)

そして、すみれさんを除く花組さんが登場。
一列に並んで礼。
上手へ手を向けて、用心棒の襟巻きの男、ゲスト出演の千葉さんを紹介。
千葉さん、中央で礼。
そして、下手へ手を向けると。
下手より千代春さん、友情出演の市川春猿さん登場(初日には出ていらっしゃらなかったんですが、中日以降カーテンコールにも出られるようになったんでしょうか?)
千代春さんが礼をしたあと、音楽が途切れ、皆で階段状になった舞台上方を見つめて、トップスタアのお名前を。
さくら「すみれさん。」
マリア「すみれ。」
カンナ「すみれ。」
紅蘭「すみれはん。」
大神「すみれくん。」
アイリス「すみれ。」
レニ「すみれ。」
かえで「すみれ。」
皆(会場からも)に呼ばれて、階段上方に姿を現すすみれ(冬服です)。
一人一人の顔を愛しそうに、別れを惜しむかのように見つめながら、階段を下りてゆく。
舞台中央で客席に向かって深々と礼。
そして、千葉さんと春猿さんにエスコートされてそのまま下手袖より退場。
・・・すみれさん、今までたくさんの感動をありがとうございました・・・。

すみれさんが去った後、舞台前方に一列に並び花組一人一人がすみれにお別れの言葉を。

○かえで ○レニ ○紅蘭 ○マリア ○さくら ○カンナ ○アイリス ○大神

立ち位置は↑となってます。

かえで「・・・すみれ。本当に長い間、ご苦労様でした。
     あなたの夢や、情熱や、輝きは・・・これからも花組の中で生き続けていくことでしょう。」
大神「すみれくん。君は花組を引退してもサクラ世界の人なんだ。
    そのことを・・・忘れないでくれ!」
レニ「すみれ。ありがとう。
   ・・・いろいろ言いたいことはあるけど。今は・・・・・・ありがとう。」
アイリス「すみれ・・・。何で・・・何でやめちゃうの?
      アイリス、すみれにもっともっといろんなこと教えて欲しかった・・・!」
紅蘭「すみれはん。正直、すみれはんが抜けた穴は大きい。
   けど、うちらみんなで、その穴をちゃんと埋めて大きな花を咲かせてみせるで!」
カンナ「・・・すみれ。ゆーっくり休めよ・・・って死んじゃうわけじゃねぇんだからさ(笑)
    今度の夏の舞台からは全部観に来てくれるんだろ?
    そうするとお前はあの辺りに座って(一階席の前方中央辺りを指差して)一番目立つんだろうなぁ。
    や~な~女だな~~。・・・・・・ありがとう!」
マリア「すみれ。ご苦労様でした。
    あなたと作ってきたこの花組を更に大きくしていくのが、残った私たちの責任だと思います。
    それが、あなたへの最後のはなむけだと思っています。」
さくら「すみれさん。ありがとうございました。
    人生の泣き言をみんな笑顔に変えて・・・あたしたちは素晴らしい舞台を作っていきます。
    どうか、これからも帝国歌劇団をよろしくお願い致します。」

会場から「任せて!」と言わんばかりの拍手。

さくら「・・・それでは、最後にこの曲ですみれさんを送りたいと思います。
    『♪ゲキテイ』!」

そして、お馴染みの胸躍るあのメロディーが♪
勿論、客席総立ちです。
楽しく踊って、笑顔ですみれさんを送りましょうといった感じです。
しかし、ゲキテイの場にはすみれさんの姿はなく今度からはこうなるんだという現実も見た気がしてしまいました・・・。

間奏の台詞
「わたしたち、皆様とともに歩んでいきます!
 例えそれが困難な道のりであっても!
 わたしたちは一歩も引きません!
 それが・・・、」
全員で「帝国歌劇団なのです!!」
会場とキャストさんが一体になる瞬間ですね(^^)
このフレーズはやはり。
曲終了後、さくらさん。
「ありがとうございます。
 ・・・さて、新春歌謡ショウもこれがなければ終われませんね。
 いきますよ?・・・全国の大神中尉に・・・敬礼!」
一同、パッと一斉に敬礼!
舞台後方ではボン!と炎が、続いて銀テープ(千秋楽のみ紫色)が客席に向かって飛んできました。
盛り上がる会場。
「どうもありがとうございました!!」
大歓声の中、幕が下ります。
これはやはりアンコールでしょう!
アンコールの拍手。
そして、幕が上がって会場に聞こえてきたその声は・・・
織姫さんからすみれさんへ。

「すみれさん!すみれさんが引退だなんて、今でも信じられないでーす!
 すみれさんは大きくそびえ立つチョモランマのように、私の偉大な目標でした。
 この舞台で引退だなんて信じられませーん・・・。・・・寂しいでーす・・・。
 この気持ちをどうしたらいいのか・・・わかりませーん・・・・・・。
 でも、すみれさんは悲しいことが嫌いでーす。
 ・・・だから、私も笑って見送りまーす!
 ・・・すみれさん。いつでも、帰って来て下さいね。
 そのときまでほんのちょっとのお別れでーす。
 すみれさん・・・ありがとうございました。
 では、私からすみれさんにエールを送りたいと思いまーす。
 フレー!フレー!す・み・れ!!
 おーほっほっほっほっほっほっほ・・・。
 ・・・・・・チャオ!
 織姫」

客席から拍手。
織姫の挨拶終了後、幕が下りて会場は明るくなります。
そして、さくらさんによる終演アナウンスが。

「本日は、大帝国劇場にお越し頂き、ありがとうございました。
 これにて本日の公演は終了です。
 皆様、お忘れ物の無きよう、お気を付けてお帰り下さい。
 帝国歌劇団は決意を新たに本年の八月、スーパー歌謡ショウに挑みます。
 また・・・劇場でお会い致しましょう!」

閉幕。

~ここからは千秋楽公演のことを。

最後の花組からすみれへ一言ずつ挨拶していくという場面。
花組のみんなも全員、涙・・・。
特にアイリスがボロボロでした・・・。
会場から『アイリス、頑張れ!』の声があちこちで。
大神さんとマリアさんはさすが、じっと堪えてました。
そう言う私も号泣してたんですが(^_^;)

挨拶時、涙で声が・・・、
かえで「・・・すみれ。これが、本当に・・・最後の舞台なのね・・・っ・・・
     あなたの夢や、情熱や・・・っ・・・輝きは・・・っ・・・
     これからも花組の中で・・・っ・・・生き続けていくことでしょう・・・!」
レニ「すみれ!・・・・・・ありがとう。
   ・・・いろいろ・・・っ・・・言いたいことはあるけど・・・今は・・・・・・ありがとうっ!」
カンナ「・・・すみれ。ゆーっくり休めよ・・・って死んじゃうわけじゃねぇんだからさ(笑)
    これからは、すみれ、あたいたちの舞台全部観に来てくれるんだろ?
    するってぇと・・・お前はあの辺りに座って光輝いてるんだろうなぁ・・・。
    最後までやな女だな~~。
    ・・・バカヤロー!!すみれ!」
マリア「すみれ。あなたの分まで頑張るわ・・・。」

そして、カーテンコール。
織姫さんのお別れの挨拶の後、再び幕が開きました。
舞台にはすみれさんを除くキャスト全員勢揃い。(何と千葉さん、春猿さんも!)
客席拍手。
誰からともなく「すみれコール」が。
会場には「すみれコール」が響いています。

そして、かえでさん。
「・・・じゃあ、呼ぼうか。」
優しくそう言うと、さくらさんが頷いて、
「すみれさん!」
それをきっかけに、会場もキャスト陣も一緒になってすみれさんを呼ぶ声。
そして・・・下手よりすみれさんが!
一人一人に挨拶をしたあと、かえでさんと握手を交わし、レニと笑顔を交わして、紅蘭と抱き合って、マリアさんと握手(だったと・・・)、さくらさんとも抱き合って、カンナに涙を拭ってもらって(いたと思います)、アイリスと抱き合って、大神さんと握手をして、千葉さん、春猿さんにご挨拶をしたところで、掃除人の広井さんが花束を持ってすみれさんの元へ。
「お疲れさま。」
と、一言言って花束を渡しポンと肩を抱いて、そして退場。
そして、さくらさんから嬉しい一言が!
「それでは、最後に・・・すみれさんも交えて『♪ゲキテイ』!!」

キャスト陣もサビのみの振りで舞台と客席がまったく一緒の振りです!
そして、会場全体で合唱。
ものすごい一体感でした。

間奏の台詞は勿論、さくらさん☆
「私たち、すみれさんの分まで頑張ります!
 例えそれが困難な道であっても、私たちは一歩も引きません!
 それが・・・帝国歌劇団なのです!!」

♪ちゃらっちゃらっちゃらっ
決めっ!
『ワアアアアアアアアァァ!!!!!』と、会場全体が揺れるような大歓声&拍手の洪水。
舞台上では、キャスト陣の上に紫色のテープがザーッっと降ってきて同時に降りてきた横断幕には・・・、
「ありがとう!君をずっと忘れない!
 神崎すみれ様
         大帝国劇場裏方一同」
と大きく書かれていました。
それに見入っているすみれさんにさくらさんが何やら耳打ちを。
頷くすみれさん。
すみれさんが何か言いかけたところで、手違いか何かで幕が下りて来てしまいます。
慌てて再び上がる幕(笑)
気を取り直して・・・。
「では、最後に・・・私の高笑いでお別れしたいと思います。」
やはり最後ですから聞きたいですよ、やっぱりv
「皆様、おしたも・・・、」
いきなりNG(笑)
どうやら「お慕い申して」って言いたかったよう。
これには、キャスト陣みんなズルッと。
ドッと笑ってしまう会場。
サクラはやはりこうでなくては。
悲しい別れは似合わないですものね。
気を取り直してもう一度・・・、

「皆様、お慕い申しておりますわ。
 どうぞこれからも帝国歌劇団をご支援して下さいませね。
 ありがとうございました。
 おーっほほほほほほ・・・!!」

これにて本当に閉幕。
すみれさん、またいつか夢のつづきでお会いできることを楽しみにしています!

・・・という訳でここまでご静聴ありがとうございました。
以上で、神崎すみれ引退公演「春恋紫花夢惜別」の報告を終了させて頂きます。

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