LSM。ハロウィン(L)

 「菓子か悪戯か、アタシにどっちか選べって言わないのか?」
 後ろから恋人を抱き締めロベリアが揶揄する様に言う。
 「い、言わぬ」
 何故だか頬を染めてグリシーヌが返す。
 「ああ、アタシが悪戯を選ぶって思ってるんだろ」
 「?違うのか?」
 「だったらアンタの期待に応えないとね」
 そう喉の奥で低く笑った。

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