ロベグリ

 それは執着の証なのか、悔しさの裏返しなのか自分でもよく解らなくなっていて。
 「…あんたはそれで足りるのか?」
 余裕の表情のロベリアの挑発に乗ってその肌に紅く痕を散らして。
 「…はっ、あんたの執着はそれだけか?」
 更に煽られて唇を奪っても、それでも想いを伝え足りない気がするのは何故だろう。

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