「最近すっかり暖かくなったな」
窓から差し込む光を見つめながらグリシーヌが言った。
「でも、明日からまた寒くなるらしいぜ?」
グリシーヌの髪を弄りながらロベリアが返す。
「何故その様な事が判るのだ?」
「コクリコの奴が言ってたんだ。動物たちの様子で判るんだとさ」
「…ほぅ。なるほど」
寒いと聞いて妙に嬉しそうなグリシーヌの顔を覗き込む様にロベリアが言う。
「どうしたんだよ?随分、嬉しそうじゃないか」
その指摘に頬を染めるグリシーヌ。
「な、何でもない」
「ホントか?…寒い方がこんな風に寄り添う口実になるとでも思ったんじゃないのか?」
「な、何故判ったのだ?!」
寒いと聞いて妙に嬉しそうなグリシーヌの顔を覗き込む様にロベリアが言う。
「どうしたんだよ?随分、嬉しそうじゃないか」
その指摘に頬を染めるグリシーヌ。
「な、何でもない」
「ホントか?…寒い方がこんな風に寄り添う口実になるとでも思ったんじゃないのか?」
「な、何故判ったのだ?!」