大すみ。

 指先から伝わる熱が触れられた肩に心地良い熱をもたらす。
 「中尉は温かいですわね…」
 「すみれ君が冷たいんだよ」
 「中尉が暖めて下さるのでしょう?」
 冷静さを装ってそう返すとすみれの耳が紅く染まる。
 そのすみれの様子に大神から笑みが零れる。
 「勿論、そのつもりだけど熱くなり過ぎたらごめんね?」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です