ロベグリ。

 「…ぁ…っ…」
 その指先一つで頭の先が痺れて何も考えられなくなる。
 「…アンタの声はやっぱりそそられるね」
 舌を背中に這わせながらロベリアが言って、グリシーヌは顔を両手で覆った。
 「そ、そういう事を申すな…っ」
 「じゃあ、何て言うんだよ?黙ってしろって言うのか?」
 「…へ、返事に困るのだ」

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