昴グリ。

 「何と言うか君は…何処かへ閉じ込めたくなるな」
 グリシーヌの髪を指先に絡めながら昴が言った。
 「どういう意味だ?私が弱いという事か?」
 「すぐにそういう風に取るな、君は」
 苦笑した昴に首を傾げるグリシーヌ。
 「違うのか?」
 「…君には真っ直ぐのまま居て欲しくてね。何にも染めたくないんだ」

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