大すみ。学パラ。

 「ご機嫌よう、先生」
 「おはよう。神崎さん。…今日は随分と暖かそうな格好だね」
 脚をタイツで隠したすみれに大神が言う。
 「今日は寒いですもの。それが何か?」
 首を傾げるすみれを思案顔で見ると。
 「いや。ただ」
 故意に言葉を濁してみせて。
 「…脚が見えないのは少し残念かな」
 満面の笑みで言った。

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