花グリ1。

 隣で寝息を立てるグリシーヌの唇に指先を伸ばし、その形をなぞるようにそっと触れる花火。
 「…本当にすっかり安心しきっているのね」
 苦笑ともとれる笑顔を浮かべると、グリシーヌの唇に自分の唇を近付けすんでの所で止めて。
 指を今度は首筋へと移す。
 「ねぇ、あなたを全て欲しいと言ったらどうする?」

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