大すみ1。

 躰の奥から込み上げるどうしたら良いか判らないその感覚に気付けば大神の背にしがみつく様に爪を立てていた。
 大神の背に紅くすみれの指の痕がつく。
 思わず手を離すすみれ。
 「このままでいいんだ」
 首を振った大神に戸惑うすみれ。
 「…君の痕が欲しいんだよ」
 そう囁いた大神にすみれは耳まで赤く染めた。

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