大すみ。

 「暗くなるのが早くなったね」
 久々に二人で過ごす休日。
 まだ夕方だというのに藍に染まり始めた空を見上げながら大神が言った。
 「そうですわね」
 そう頷いて大神の腕に添えた自分の手にキュッと力を入れるすみれ。
 「…まだ時間大丈夫かい?」
 そう問うた大神に嬉しさを滲ませながら頷く。
 「当然ですわ!」

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