大すみ。

 傅く様にすみれの正面に立ち、ベッドに腰掛けたすみれの足を手に乗せその爪先に唇を寄せる大神。
 「…あの中尉…」
 その大神の行為にすみれの顔が羞恥心で朱く染まる。
 「ん?」
 「は、恥ずかしいのですが…」
 そのすみれの表情を暫く目線を上げて眺めた後、大神が言う。
 「でも、まだ恥ずかしい事するよ?」

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