ロベグリ。

 後ろから抱き締められながらロベリアの腕に鼻をすり寄せるグリシーヌ。
 「…どうした?」
 「ああ、いや、そなたの匂いがするなと思ってな」
 「ん?嫌か?」
 「む、むしろ、その…」
 そう言った処で赤面して言葉を濁したグリシーヌに口角を上げて。
 「それじゃ、もっとアンタにアタシの匂いをうつさないとね」

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