マリすみ。

 「…すみれ」
 二人きりになったところで後ろからすみれを抱き竦めるマリア。
 「少し痩せたんじゃない?」
 すみれの鎖骨の辺りを確かめる様に指を滑らせる。
 「…っ…マリアさんの気の所為ではなくて?」
 思わず嬌がりそうになる声を抑えてすみれが答える。
 「そうかしら?…これから、確かめれば判る事だわ」

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