大すみ。

 「中尉」
 執務中に舟を漕いでいる大神に声を掛けるすみれ。
 「すみれくん…?」
 その声で顔を上げる大神。
 「…少しお疲れなのではなくて?」
 心配そうに言ったすみれに苦笑して答える大神。
 「自覚はないんだけどな」
 「お休みになられてはいかがですの?」
 「すみれくんの膝枕ならね」
 「…仕方ないですわね」

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