甥叔父。

 「一郎叔父!」
 大神の姿を見かけるなり抱きつく新次郎。
 「新次郎、元気そうで何よりだ」
 慣れた様子で新次郎を抱き留めながら大神が返す。
 「はい!一郎叔父も」
 「新次郎も昔はしょっちゅう風邪ひいてたのにな」
 懐かしそうに頭を撫でた大神の手を新次郎が握る。
 「…今度はぼくが一郎叔父を看病しますよ」

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