花グリ1。

 いつまでも身に纏っているその黒衣に、少し遠慮がちに他の服は着ないのかと尋ねるグリシーヌ。
 その質問に苦笑しながら花火が言った。
 「もう癖になってしまっているのかもしれないわ」
 「かえって落ち着かぬか」
 「ええ。それに…この方があなたの全てを覆ってしまえる気がするの」
 そう意味深に微笑んだ。

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