ロ花。

 手に入ると思っていなかったから少し戸惑っている。
 そして、アタシのそんな些細な機微に気付かない花火じゃない。
 「私がロベリアさんをお慕いしていると申し上げたのがそんなに不思議ですか?」
 「ああ」
 「自信がおありなのでは?」
 そう笑みを浮かべる。
 「…勿論だ」
 その心の深淵を暴いてやるからな。

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