昴サジ1。フラゲ。

 「…サジータ」
 心此処にあらずと言った様子のサジータの顎に手を添えて昴が顔を近付ける。
 「な、何だよ」
 「…僕を君にあげようか」
 昴からの思い掛けない言葉にサジータの目が見開く。
 「僕が欲しいんだろう?」
 そう口角を上げて言った昴に赤面して。
 「そう…だけど」
 「…なら、君が望むだけ与えようか」

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