ロベグリ1。

 「…手、どかせよ」
 両手で顔を覆うグリシーヌにロベリアが言う。
 「…嫌だ」
 その手の下では頬を上気させているのだろう。
 「強情だな、アンタも」
 嬉しそうに笑うとロベリアは指を熱の滾る其処に宛がい中を掻き混ぜる。
 その刺激にグリシーヌの躰が跳ね、思わず声が嬌がる。
 「今日はその声で許してやるよ」

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