ロベグリ。

 「へぇ、これが新しいやつか」
 支給された懐中時計ほどのそれを見るロベリア。
 「キャメラトロンというらしい」
 同様にそれを見ながらグリシーヌが答える。
 「─で。いくつなんだよ」
 「何がだ?」
 「あんたの番号。短縮ボタンに設定するからさ」
 「うむ!」
 ロベリアの言葉にグリシーヌは嬉しそうに頷いた。

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