ロベメル。

 「…もう行くのか?」
 ベッドから起き上がったメルの腕を掴むロベリア。
 「あまり遅くなるとシーが心配しますから」
 なるべく素っ気なく振る舞う様に決めているのか少しぎこちなくメルが返す。
 「行くなよ。まだ帰りたくないって思ってる癖に」
 その言葉で。
 メルの顔が朱に染まる。
 「まだ、時間あるだろ?」

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