ロベグリ。お題「重ねた手のひら」

 「おい、どうした?」
 その声で自分が泣いて起きた事に気付くグリシーヌ。
 「嫌な夢でも見たか?」
 そう指でグリシーヌの涙を拭うロベリア。
 「よく覚えてはいないが、そうだったのであろう」
 疲れた様にため息を吐いたグリシーヌの手に自分の手を重ねるロベリア。
 「もう一回寝ろよ。アタシが夢に出てやる」

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